一般的に会計事務所が毎月もってくる月次資料は、試算表だと思います。
試算表は、読んで字のごとく取りあえずの表(現金ベースの仮のもの)になっているのではないでしょうか?
社長が必要な月次資料は、試算表ではなく月次決算書ではないでしょうか。
月次決算書は、現金ベースではなく、発生ベ−ス(企業会計ベース)になっていなくては経営資料として意味がありません。
例えば、毎月の試算表では黒字だったのに決算を閉めてみたら赤字だったなんていう経験はありませんか?
なぜそのようなことになっているかと言うと、毎月の月次決算が単なる現金ベ−スの経理でしかなかったためです。
ここで経営に役立つ月次決算書作成の7つの法則をお話いたします。
上記7つの法則により、月次決算をしたならば、毎月の損益が正確になり、決算でいままで黒字だったものが急に赤字になるというようなことはなくなります。
このように月次決算を正しく行うことにより、経営判断が迅速になり、早めの手を打つことができるようになります。
なお、上記の項目で最も重要なものは、1と2です。
1は、債権債務の管理という観点からも重要です。折角売上が立ったのに未入金のままでは意味がありません。
キャッシュが最も重要なのです。
2の在庫管理は、不良在庫の発見や盗難等にも有効ですが、在庫棚卸の重要性は売上原価の計算のポイントだからです。
売上原価は変動費ですが、これが不正確では粗利益率も不正確になり、経営判断上、何の商品に力を入れるべきかわからない状態となり、月次決算が経営に活かせなくなります。
月次決算7つの法則を頭に入れて月次決算を行ってみたらいかがでしょうか?
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埼玉県さいたま市、川口市を中心に活動する税理士 石川孝税理士事務所 トップペ-ジヘ
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