損益分岐点とは、自社の収支がトントンになる売上高がいくらになるのかという分岐点を指します。
レストランを10店舗、運営する会社を例にして解説させていただきます。
前提
としますと、1店舗の1ヶ月の収支トントンの売上高は、次のようになります。
損益分岐点売上高 228.6万円(固定費160万円÷粗利益率70%)
月の営業日数が25日とした場合、1日あたり売上高9.1万円が採算ラインです。
また、平均客単価が5千円としたならば、1日あたり約18人のお客様が必要になります。
仮にお客様を1日あたり今より2人増やしたとしたらどうなるでしょうか。
1店舗あたりの年間利益は、次のようになります。
(5千円×2人)×70%×25日×12ヶ月=210万円
損益分岐点売上高を超えると、粗利益の分がそのまま利益になります。
会社全体で計算しますと210万円×10店舗=2,100万円の年間利益になります。
もし、社長様の会社が、収支トントンの会社であったのなら、上記のように数字が見えることで俄然やる氣になりませんでしょうか?
何とかして、1日あたり2人増客するには、どんなマーケティングが有効なのか、社長様の頭の中は、フル回転しだしたのでは、ないでしょうか。
このように、自社の損益分岐点を明確にすることが、いかに重要か、ご理解いただけたでしょうか。
埼玉県さいたま市、川口市を中心に活動する税理士 石川孝税理士事務所 トップペ-ジヘ
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